>>rizu様
夏休みは書き入れ時でして,夏期講習会真っ最中です.日曜は休みなので一日しっかり休
んでまた月曜からです.忙しいですが楽しいですよ.
問題の件ですが面白い問題ですね.
まず,桁数に制限があることに気付きました.
n桁の数の各桁の和は最大でも9nになります.9nおよびその数の逆順の桁数は1+log[10]9n
以下です.
(1+log[10]9n)桁の二つの数の積の桁数は高々2(1+log[10]9n)です.一般に多項式と対数
関数では多項式のほうが発散が速いのでもとの数の桁数のほうが各桁の和の積の桁数より
もどんどん大きくなっていきます.
2(1+log[10]9n)をnで微分すると2/nlog10ですので,n=2ですでに増加がnよりも緩やかで
あることになります.
n=5とすればもとの数が5桁,桁の和はせいぜい45ですのでかけて5桁に届きません.それ
以上の桁数ではなおさらです.
ですからもとの数の桁数は4以下となります.
あとは和とその逆順との積がもとの数と一致,ということに関してですが,九去法により
それをチェックします.
もとの数を9で割ったあまりをrとすれば各桁の数の和,およびその逆順も9で割ってr余り
ます.
ですからr≡r^2(mod9)がなりたちます.
0から8までの数でこれがなりたつのは0,1です.これを踏まえて探していくことにしまし
ょう.
1桁の数ではそのまま1が見つかりました.
2桁の数では,各桁の数の和が4以上9以下でなくてはなりませんので剰余の条件から各桁
の数の和は9になります.
9×9=81は8+1=9なので条件に適します.
3桁・4桁の数では,各桁の数の和が10以上36以下でなくてはなりませんので剰余の条件か
ら各桁の数の和は18,19,27,28,36になります.
18×81=1458は1+4+5+8=18なので適します.
19×91=1729は1+7+2+9=19なので適します.
27×72=1944は1+9+4+4=18なので不適です.
28×82=2296は2+2+9+6=19なので不適です.
36×63=2268は2+2+6+8=18なので不適です.
以上から,条件をみたす数は1,81,1458,1729の4つになりました.
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